こんにちは。A SIDE STRENGTH&CONDITIONINGの秤谷(はかりや)です。  今回はフリーウエイトトレーニングとマシントレーニングの違いについて書きたいと思います。 まず、ここで言うフリーウエイトトレーニングとは、自体重やバーベル、ダンベルなどを用いて動きに制限がない状態で行うトレーニングのことを指します。 はじめにそれぞれのメリット、デメリットをあげてみます。

フリーウエイト
<メリット>
・筋活動が多い ・スタビリティやコーディネーション能力も身に付く
・一つの器具でたくさんのエクササイズが実施できる
・爆発的な動作ができる

<デメリット>
・フォーム習得が困難
・下方向以外へ負荷をかけることが難しい
・重さを変えるのが面倒
・サーキットトレーニングには向いていない

マシン
<メリット>
・フォーム習得が容易
・知識が少なくても取り組める
・フリーウエイトではできない動きがある
・重さを容易に変えることができる
・サーキットトレーニングもできる

<デメリット>
・一般的に一つのマシンで一つの動きしかできない
・スタビリティやコーディネーション能力が身につきにくい
・リフティング種目ができない
・メンテナンスが大変

  上記以外にもコスト的なことや占有面積などもそれぞれの異なる点としてあげることができます。  フリーウエイトはマシンに比べ、動きを自分でコントロールする必要があるため、筋活動量も多くなりスタビリティやコーディネーション能力の獲得にも効果的であると考えられています。しかし、多くのトレーニング初心者や未経験者の方にとっては難易度が高いと感じるのではないでしょうか。たとえトレーニングの効果がマシンよりフリーウエイトの方が高いと知っていても、その見た目からして取り組めそうにないと諦めてしまう人もいるはずです。  

 一方マシンは、一般的に決まったエクササイズを実施するために作られています(最近では一つのマシンで多数の動作ができるマシンも出てきました)。重さも簡単に変えられ、動作の軌道も決まっているため一人でトレーニングをしていても安心感があります。何よりトレーニングに関する知識があまりなく、何から始めたらいいかわからない人にとってマシンは救世主となり得るでしょう。 また、フリーウエイトではできない種目もマシンで代用可能となる場合もあります。
マシンとフリーウエイト、どちらが良い悪いではありませんが、多くの場合フリーウエイトでも、工夫をすることによって運動未経験の方でも実施できるエクササイズはあります。そして段階的にレベルをあげていくことで、筋力や柔軟性は向上し、スタビリティやコーディネーション能力を身につけることができます(適切なフォームで実施するという前提)。

  A SIDE STRENGTH&CONDITIONINGでは、トレーニング初心者や運動未経験の方でも、その人に合ったプログラムを考えて提供しています。ご興味のある方は是非一度身を持って我々のトレーニングを体験しにきてください。

<参考文献> 
1.  G.Gregory Haff. Roundtable Discussion: Machines Versus Free Weights. National Strength&Conditioning Association Volume 22, Number 6, 18–30