こんにちは。A SIDE STRENGTH & CONDITIONINGの植原です。

梅雨明けももうすぐですね。暑さに負けないようにしっかり体力づくりをしていきたいところです。

今回はトレーニング効果を上げるために、「トレーニングをすること以外の部分」を紹介したいと思います。同じトレーニングをしても見た目やパフォーマンスに変化がでる人とでない人といると思います。その理由はトレーニングの負荷が足らないというようにトレーニング内だけの問題とは限りません。

トレーニング以外で効果を出す要因としてぱっと浮かぶのは「栄養」が多いでしょう。栄養を過剰に意識する人もいますが、あまりにも偏っていると慢性的な症状を抱える場合はなかなか治らないことが多いです。例をあげると、トレーニングをして慢性症状が改善したのに、次のトレーニングでは再び症状がでていることを繰り返している人がいて、実は過度な糖質制限をしていることが判明し、そこを改善したら症状が治ったというのです。また、過剰な栄養管理をしていなくても、毎回トレーニング開始のギリギリに起きて朝食も少ないとなると、エネルギー源は少ないまま、睡眠不足も重なって集中力に欠けるなんてこともありますよね。

栄養以外に、日頃のストレスもトレーニング効果が出にくい原因になりえます。例えば、何か悩み事があったり、忙しくて時間に追われながらトレーニングを行ったりという場合、トレーニングに100%打ち込めるところを70%くらいになってしまい、効果もそれだけ下がってしまいます。最近は在宅ワークによる全身的な固定姿勢が身体的ストレスとなり、トレーニングで思うように身体が動かせないケースもあります。

私がよくセッションで耳にするのは、トレーニングした日はお酒を控える、ストレッチをしっかりして疲労回復を促す、タンパク質を多めにとる、というように、「トレーニングをした後」のことについて話していることが圧倒的に多いです。

しかし、上記のような栄養やストレスに関しては、「トレーニング前」の状況も当然含まれます。従って、バランスの良い食事や睡眠をとったり、日常ストレスを減らしたり、オンオフを分けたりなど日常から心身の健康を保つことが、トレーニングの効果を知らないうちにあげることになるのです。もちろん、トレーニング後の意識も重要ですが、無理やりやってもストレスになってしまうので、その時の自分にあう程度で気軽にやっていくことが良いのではないでしょうか。