今回はアスリートの方に向けて休むこと重要性についてお伝えしようと思います。

まず、選手の方々に質問です。

“1日何時間練習をしていますか?”

学生であっても、社会人の選手であっても練習時間は1日大体2〜3時間、午前午後練習をしたとしても4〜5時間くらいかと思います。1日24時間ですから、それ以外の多くの時間は休息をしていることになります。つまり、練習している時間よりも休んでいる時間の方が断然長いです。

人間は刺激が入ってその刺激に適応することによって身体は強くなります。刺激に適応するために重要なことは休むことです。

ただただたくさん練習をし続けても、疲労が溜まっていってパフォーマンスが下がることはイメージがつくかと思います。つまり、パフォーマンスを向上させていくためには上手に休んでうまく疲労を抜くことも重要になります。

疲労は身体的なものだけでなく精神的なことも含まれます。学生であれば練習以外に授業があったり、課題があったりするでしょう。社会人であれば仕事をしながらトレーニングをしている選手もいるかと思います。テストや仕事が忙しく、睡眠がとれていなければ当然身体は回復しませんし、勉強や仕事にも当然エネルギーを使いますから、その時にたくさん練習してしまうと練習の質が落ちてしまうばかりか怪我をするリスクも高まります。練習以外のストレスはご自身が思っている以上にパフォーマンスに影響を与えています。身体的な疲労以外の疲労も上手にコントロールすることが大切です。

また、上手に休むことができず慢性的な疲労が溜まるとオーバートレーニングになり膝痛や腰痛などの慢性痛を引き起こします。ただたくさん練習やトレーニングをすればよいというものではないですね。

トレーニングをすることは重要ですが、それ以外の時間をどう過ごすかもパフォーマンスを向上させるためには重要です。自分なりの「休み方」を見つけてうまく疲労をコントロールできるようにしましょう。